映画「プラダを着た悪魔」の感想レビュー。

今回ははデイビット・フランケル監督の「プラダを着た悪魔」をご紹介します。

ファッションに全く興味のない主人公が、ジャーナリストの仕事を手に入れるため、超一流ファッション雑誌ランウェィの編集長ミランダのアシスタントを始めるのですが、やはり一筋縄ではいかず仕事に恋に奮闘する、というストーリーです。

共感度抜群なストーリーや、耳に残るおしゃれな音楽も素晴らしいのですが、主役を勤めるアン・ハサウェイの美しさと、鬼上司役を演じるメリル・ストリープの演技力の高さが圧巻です。

特にメリル・ストリープの演じる上司は鬼畜すぎて、こんな上司居たら仕事行きたくないな、と変な感情移入しながら見てしまいました。

「プラダを着た悪魔」あらすじ

アン・ハサウェイ演じるアンディはいわゆるどこにでもいそうな、田舎っぽい垢抜けない女の子。

オフィスに来ていった服をおばあちゃんのスカートと馬鹿にされるレベルのファッションセンスの持ち主です。

そんな彼女が、ファッションの聖地であるランウェイ編集室の中で、次第に自分の居場所を見つけていく姿が丁寧に描かれます。

仕事を始めて、自分の居場所を見つけるということは簡単そうに見えて意外と大変なことだと思います。

全く知らない環境、知らない人の中に自分をさらけ出すわけですから、相当なストレスがかかる作業です。

さらに自分が興味のあること、好きなことだったらまだしも、今回のアンディのように自分の興味のないこと、自分が住んでいた世界から離れたこと、そういったものを仕事として選んだ場合にはなおさら苦労があると思います。

アンディのレベルで知らなかったらそもそも入社しないような気もしますが…

最初は周囲に馴染めず苦労するが…

当初、アンディも同僚たちと全く馴染めなかったり、(というか本人も馴染む気もなかったり)、時には対立したり、ミランダから厳しく叱責されたりともがき苦しみます。

ミランダの出社の際のカバンスローと、ミランダの愛娘の双子の無茶ぶりにはぜひ注目していただきたいです。

しかし、少しずつでもしっかりと前向きに自分の仕事を見つけ、こなしていくアンディ。

双子の宿題というもはや仕事なのかそれレベルのことまで頑張ってこなします。

嵐の中飛行機を飛ばすように言われたり、飛行機が飛ばなかった結果クビにされかけたりと、どんな無茶ぶりにも決して諦めないアンディの姿はわたしたちに勇気をくれます。

今の日本でやったら確実にブラック企業認定されそうな気もするミランダですが、彼女も仕事に対する熱意は本物。

鬼上司なのに部下がついてくる理由が少しづつ明らかになります。

そして、少しずつミランダの仕事に対する熱意に気づき始めるアンディ。

二人の関係性の変化も丁寧に描かれており、上司と部下ってこんな形で関係性が生まれるんだな、という面白い気づきもありました。

アンディの前向きさ、まっすぐさを見て、ミランダだけでなく、彼女と関わる同僚達も少しずつ彼女に対する態度が変化していきます。

エミリーにも注目

この映画はキャラクターが皆非常にチャーミング。

アンディと同じくミランダのアシスタントのエミリーも非常に魅力的です。

エミリーは最初とっても意地悪で、嫌な奴ポジションで登場します。

しかし、ファッションのことが本当に好きで、仕事を頑張る姿や、頑張ってダイエットに励む姿など、後半に行くにつれて可愛さが垣間見える素敵なキャラクターです。

良くも悪くも女の子らしい女の子ですが、どことなく憎めないようなかわいらしさが魅力です。

ナイジェルも魅力あるキャラ

また、デザイナーのナイジェルも非常に魅力的なキャラクターです。

ファッションが大好きな少年時代を経て、夢のランウェイに就職したナイジェル。

アンディの仕事に対する姿勢に喝を入れるのがこの人です。

ナイジェルと出会ってからアンディは少しずつランウェイの中で自分の居場所を見つけていったように思います。

職場にこんな人居たらいいなーという頼れるチャーミングなヒトです。

「プラダを着た悪魔」の見どころは?

映画の見所の一つとして、おしゃれに全くと言っていいほど興味がなかったアンディがナイジェルとの会話をきっかけにお洒落を始めるというシーンがあります。

一流のファッションに身を包んだアンディの輝き

一流のデザイナーであるナイジェルが選んだ一流のファッションに身を包んだ時のアンディの輝きは本当に美しく、ファッションという世界の持つパワーのようなものを感じることができます。

あぁ、ファッションにかかわる人たちはこの輝きを知っているから夢中になるんだろうなと思わせる程のパワーです。

同じアンディなのに別の人のようにすら感じます。
毎日描かれるアンディの着こなしもとっても美しくほれぼれしながら見ました。

パリの華やかさ

物語の後半に、ミランダが出席するパリでのファッションショーにアンディが同行するというシーンがあるのですが、パリの華やかな街並みやファッションの世界の華やかさがうっとりするほど美しいです。

日常では見れない世界がとても丁寧に美しいですね(^_^)

パリで美しさの絶頂にある中で、アンディは自分自身がやるべきこと、いるべき場所がどこかということを立ち止まって考え直します。

そして彼女はミランダのもとを去るという決断をするのですが、自分の意志で決めて進みだす姿はとてもかっこいいです。

元のおしゃれに興味がないアンディに戻った後も、服装は違えど中身は大きく成長した彼女は非常に美しく見えます。

女性にとっての永遠のテーマ「キャリアと私生活の両立」

この映画で描かれる「キャリアと私生活の両立」というのはすべての女性にとって共通のテーマだと思います。

仕事でかなえたい夢もあるけれど、私生活の充実も捨てられない。

この作品は、そんな女性がぶつかる壁を余すところなく描ききっているように思います。

業界は違っても共感できるところの多い映画だと思います。

そして、全てが上手くいくわけでは決してないけれど、頑張ったことは決して無駄にはならない、そういう気持ちにさせてくれる映画です。

まとめ

仕事で嫌なことがあったり、仕事でいっぱいいっぱいで私生活が上手くいかなかったりする時に、「プラダを着た悪魔」を見て、もう一度頑張ろうという気持ちになることができます。

自分の幸せは自分が決めるということ、自分にとって大切なものは人がうらやむものとは限らないこと、そのメッセージをわたしはこの映画から受け取りました。

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