「植物図鑑 運命の恋、ひろいました 」感想。見どころや好きなワケ

植物図鑑 運命の恋、ひろいました

「植物図鑑」は有川浩の小説を原作とした2016年公開の映画です。

高畑充希が演じるOL・さやかは、ある日突然目の前に現れた岩田剛典が演じる謎の青年・樹と出会います。

樹に行く場所がないと分かったさやか。
半年の期限を決めて樹との共同生活をスタートさせます。

全体としてはほっこりする恋愛映画なのですが、そこから学べること、感じることがたくさんありました。
個人的な見どころ、学び、そして好きなところをまとめました。

「植物図鑑」3つの見どころ

見どころ①春の描写

映画のタイトルでもある「植物図鑑 運命の恋、ひろいました 」。
なんといっても見どころは春のシーンです。

劇中では樹とさやかが週末に”狩りに行く”(食材を見つけに行く)様子が描かれています。

植物図鑑 運命の恋、ひろいました

この春のシーンがとても綺麗に撮られているのです。

また採った食材が樹の手によっておいしい料理に変わっていくところも必見です。

見どころ②さやかの成長

社会人になって間もないさやかは、仕事の壁にぶつかります。

無茶な要求をするお客さんに怒鳴られたり、セクハラまがいのことをされそうになることも。
また、味方になってくれるはずの上司も、さやかの言い分を聞こうとしません。

しかし、樹と出会ってから次第に自分の主張を言えるようになり、どんどん強くなっていく様子が見受けられます。

働く同世代の女性は非常に励まされるのではないでしょうか。

見どころ③さやかと樹の恋愛模様

さやかと樹

突然始まった樹との共同生活。

優しくて物知り、そしてこまめな気遣いができる樹に、さやかは次第に惹かれていきます。

ただ、関係性はあくまでも同居人。
そして期限はたったの半年。

エマ

相手は自分のことをどう思っているのだろう?好きなのに好きと言えない…

その気持ちの変化をキャストの2人が見事に演じているので、自然と感情移入ができます。

「植物図鑑」を見て学んだ2つのこと

学び①日常の大切さに気がついた

植物に詳しい樹に誘われ、さやかは一緒に河原に出かけるようになります。

植物を採り家に帰って一緒に料理をするシーンでは、地面に生えている雑草がみるみるうちにおいしそうなご飯へと変わっていくのに驚きました。

これまでは平日の仕事の緊張や疲れからか、週末は家でダラダラ過ごしがちでしたが、外を散歩したり、自然に触れてのリフレッシュも大切だなあと思えました。

学び②季節の移ろいに敏感になれた

この映画は春夏秋冬と季節が移り変わる様子が描かれています。

見どころ①でもお伝えしましたが、特に春の描写は圧巻です。

大人になるにつれて、昔のように季節の移り変わりに敏感ではなくなり、気が付いたら次の季節になっていた、という方も多いのでは??

特に春は一瞬。
花の命も短い。

当たり前だけれど、桜や春の植物に出会えるのも1年に1度のみです。

四季折々をもっと思いきり楽しみたいなと思えるようになりました。

わたしが「植物図鑑」を好きな3つのワケ

好きなところ①魅力的な主人公たち

植物図鑑 運命の恋、ひろいました

この映画はほぼメインの登場人物2人で物語が進んでいきます。
そのキャラクターが魅力的で観ている人をグッと惹きつけていると思います。

わたしが見る限り、樹はかなり理想のパートナーではないかと思います。

居候なので当然かもしれませんが、朝起きたらきちんとご飯とお弁当をつくってくれている。

バイト代が入ったら自転車をプレゼントしてくれ、一緒に出かけようと言ってくれる。
プレゼントをあげて終わりでなく、一緒に楽しもうという姿勢が素敵です。

また、植物を狩りにいった後、それを料理するのですが、その料理がかなり素朴で繊細なのです。

エマ

簡単に炒めてご飯に盛るだけのものではなく、煮たり、炒めたりして一つ一つ丁寧に料理されていく。

命を大切にする様子も素敵だなあと感じました。

詳しいメニューは劇中をご覧になるとわかりますが、本当に身近な植物がとても美味しそうなご飯に変わっていき、樹が魔法使いに見えてしまいます。

そして、料理が苦手なさやかに優しく作り方を教える姿から、自分が作るだけではなく、楽しんで覚えてもらおうという気持ちを感じました。

優しく周りを包み込む樹に惚れてしまう方も多いのではないでしょうか。少なくとも私は落ちました。

さやか

初めは突然目の前に現れた男性を素直に受け入れたので普通の感覚を持っていないのかな?と心配になりました。

しかし、健気に働いている姿を見ていると、どこにでもいそうな普通の女の子だということがわかり、さらに会社で仕事に奮闘する姿を見ていると次第に応援したくなりました。

またさやかは純粋な女性で、植物のことを色々教えてくれる樹の話を楽しそうに聞き入れます。

樹の影響もありますが、その後自らも植物について学ぼうとしたり、積極的に料理を教わる様子も。何事もひたむきに頑張る姿が観る人を惹きつけているのだと感じました。

この魅力にあふれた主人公2人だからこそ、物語に惹きつけられるのだなと思いました。

好きなところ②目立たない名脇役たち

メインの登場人物が極端に少ない映画ですが、それは主人公2人の物語であるからでしょう。

2人の雰囲気を邪魔しないキャストの方々の配置も絶妙によく、物語の進行のサポートをしてくれています。

さやかと樹の物語がスムーズに進むのは名脇役による名演技のおかげだなと感じました。

好きなところ③日本にはびこる固定観念の否定

前述しているように、樹がさやかに料理を作るシーンが度々あります。
樹はバイトで居候の立場で、さやかは働きに出ているのですから当たり前かもしれません。

しかし、まだまだ日本にはびこる『女は家、男は外』という考え方をふわっと否定してくれている描写がとてもいいです。

また、登場人物のさやかは料理が苦手。

こちらも、女は料理ができて当たり前という風潮を緩やかに否定してくれていると感じました。

料理で胃袋を掴めるのは男女問わず、人間みんな一緒ですもんね。

まとめ

「植物図鑑」はただの恋愛映画で終わらず、一人の女性の成長の様子や、様々な気づきを与えてくれます。
恋に仕事に悩む方々にぜひオススメします。

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