「デッドプール」あらすじと感想【ネタバレ注意!】

デッドプール

R指定のレーティングにして全世界で大ヒットを記録した無責任ヒーロー「デッドプール」の誕生と活躍を描いた本作。

終始ギャグを飛ばしながら、敵をぶっ飛ばしていく様が痛快、しかしその根底は冒頭でデッドプール本人が語る通り紛れもないラブストーリーだ。

「デッドプール」が作成された背景から紹介

デッドプールのあらすじ

特徴は、キャラ自身がアメコミのキャラクターだと自覚しており、コミックの中から読者に語りかけたり、コマ割りを破壊したりなど、「第4の壁」を壊せるキャラクターとして有名だ。

しかし、ただのギャグ要因というわけでもなく、自分なりの正義感を持っており、子供や女性を助けるために、躊躇なく茶化しながら悪に立ち向かっていく。

死の女神デスというキャラクターに好かれ、相思相愛、アベンジャーズの宿敵サノスと三角関係になったり、スパイダーマンとチームアップしたり、キャプテンアメリカと友達だったり、なんでもござれ。

そしてめちゃくちゃ強い。
まず死なない。

手がちぎれても生えてくる。
体が真っ二つになっても生きている。

時空だって超えちゃう。

そんな「デッドプール」と主演ライアン・レイノルズの出会いは苦節の歴史

デッドプールがコミックの中で自分の顔について、「ライアン・レイノルズとシャーペイ(不細工な犬種)を掛け合わせたような顔」とギャグを飛ばしたのを気に入り、デッドプールを演じようかと心に浮かんだ。

その後X-MEN ZEROでライアンは、デッドプールの本名ウェイド・ウィルソン役に。
それはウェイドとはいえ、デッドプールとは似ても似つかないものだった。

実験用のマーカーが体中に書かれ、うるさいから口を縫われてしまったというかわいそうな役でデッドプールとしてのキャリアをスタートさせたのだ。

なかなか良い役に恵まれないライアン・レイノルズ

同じくアメコミヒーローのグリーンランタンを演じるが興行的には大失敗、それでも彼は諦めなかった。

レット・リースとポール・ワーニックのコンビを脚本に、ゲームのCGなどの制作で名を馳せていたティム・ミラーを監督とし、テスト映像を作っていた。

テスト映像がネットに流出

あくまでスタジオからお金を引っ張るためにつくったものであり、一般公開を目的としていたかったが、これがなんとネットにリークされてしまったのだ。

そして

「俺たちの見たかったデッドプールはこれだ!」

とばかりに、ファンの心をガッチリ掴んだのだった。

ライアン自身もコミックのファンであり、愛があるだけにそういった思いはかなり強かったのだろう。

本作のオーディオコメンタリーで、ライアンは「映像のリークは監督のティムミラーの仕業だと思うね」とおどけて見せたが、故意か偶然か、このテスト映像で流れが変わった。

公開にむけて本格的な準備が始まっていく。

しかしキャラクターの難しさや、レーティングの関係で、スタジオから予算はあまり多くもらえなかった。

さてはて、どうなることか?
「デッドプール」、そしてライアン・レイノルズ!

「デッドプール」ストーリー

元傭兵のウェイド・ウィルソンは、何でも屋として酒場から依頼を受けたり、男から嫌がらせを受ける少女を助けたりしながら暮らしていた。

あるとき、酒場で運命の女性、ヴァネッサと出会う。

境遇の似ていた2人が恋に落ちた

ヴァネッサは幼少期に虐待を受けており、ウェイドと境遇が似ていることもあり、2人は恋に落ちる。

エマ

だが、幸せな時間は短かった。
ウェイドの身体は全身に癌ができており、余命も長くなかったのだ。

失意に悩むウェイドの元に、1人の男がやってきて、「癌を治す方法がある」という。
覚悟を決め、過酷な人体実験に臨むウェイド。

人体実験は、薬を使い、死の淵まで追い込むことで、スーパーパワーを持つミュータントを人工的に作り上げるエイジャックス(フランシス)の計画であった。

過酷な実験の末、ウェイドは癌がなくなり不死身の身体を手に入れるが、その顔面はあまりにも醜く変貌してしまうのだった。

これではヴァネッサに会えないと、フランシスに復讐を誓い、捜索活動をスタート。

酒場のウィーゼル、盲目のアル、X-MENのコロッサスと見習いのネガソニックといった仲間の協力を得たり得なかったりしつつ、フランシスへの復讐は遂げられのか。

そしてヴァネッサとの恋はどうなるのか?

「デッドプール」のレビュー

前述の通り、本作は低予算の中の制作を余儀なくされたため、至る所に工夫が施されている。

例えば映画冒頭の高速道路上でのアクションシーンでは、12発の弾丸しかないなかで敵と戦う。

エマ

その限られた少ない弾を、倒した敵に追加で無駄打ちしたり、逆に直線状に並んだ敵3人を1つの弾丸で撃ち抜く様は本当に痛快でした。

実はこの少ない弾丸の数も予算の削減のためだったそうだ。

また大きなアクションシーンはこの高速道路のシーンと、ラストの戦闘シーンの2つだけ、あとは細々とした回想の中のアクションのみで、ピンポイントに抑え、圧縮しているからこそ、散漫にならず全体のテンポの良さが際立つ。

逆境をユーモアと知恵で乗り切り、逆に利用してしまう、このライアンと制作陣の工夫が正に「デッドプール」を体現している。

もちろん下ネタと過激な暴力描写はあるが、冒頭で述べた通り、全体のテーマは「愛」であることに間違い無い。

ヴァネッサもウェイドもお互い愛を知らない過酷な環境の中を生き抜いて、それでもユーモアを持って明るく今を生きている。

ウェイドが作中で語っているが、その幸せな瞬間はテレビのCMみたいなもので、一瞬のうちに元の暗い状態に戻ってしまうのかもしれない。

今の一瞬を大事にするからこそ、ラストではどんな綺麗事を言われても、デッドプールは自分の思いを貫くのだ。

自分の思いを貫くのは果たして正義なのか、こんな問いに対しては、「そんな何が正義で何が悪かを考えるのは、DCのバッドマンとかウォッチメンにでも任せとけ!知らんがな。」というようなメッセージさえ感じさせる。

ラストシーンで、ウェイドの好きなある名曲が流れると、「あぁよかったなぁ。」という安堵と、「これからもうまいことやれよ!頑張れデッドプール!」そんな気持ちにさせられるいい映画だった。

まとめ

さて、この後に続く「デッドプール2」、今度はファミリームービーだ。

デッドプールと言う過激な描写にあふれる中で、「愛」、続いて「家族」というテーマであり、本当にその通りの映画になっているのだから面白い。

「デッドプール3」では何をしてくれるのだろうか?
愛、家族ときたら次は「平和」?

最も遠い所にありそうだが、「デッドプール」ならこんな離れ業も軽々やってくれそうな気がする。

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